【体験談】ビーチに海水浴へ来ていた女性がウンコ漏らしてるのを見た時の話
先日、愛知県は伊良湖岬のビーチにて、友達と海水浴を楽しんでいました。
お盆期間に水場で遊ぶのは縁起でもないと感じる人もいるでしょう。
しかしながらあえてこの時期を選ぶことで、他のお客さんで混雑する事を避ける事が出来ました。
それでも、今年の夏は沸騰化とも呼ばれているだけあって陽射しや気温がエグくなっており、例年と比べて利用客は少ないそうです。
そんな感じで伊良湖岬に降り立った自分と他友達2人の3人組は、早速焼けたビーチにパラソルを差し、レジャーシートを敷いて拠点を展開。
準備体操もそこそこに海へ入ってお互い水を掛け合ったり水着を脱がそうとしたり、ベタな遊びで盛り上がります。
例年よりお客さんが少ないとは言え、ビーチには家族連れやカップル、大学生ぐらいの若い女の子たちも集まっており、賑やかな雰囲気が広がっていました。
日々の仕事の忙しさから解放され、海の青さと砂浜の心地よさに浸りながら、リラックスした楽しい時間を過ごしていきます。
日が高くなり昼食を取るためにいったん海から上がり、昼飯と言ってもお酒や買ってきたおつまみのお菓子をむさぼるだけでしたがワイワイだべっていました。
気温の高さもあってお酒も進み、すると尿意も近くなるため、私は少し離れたところにある備え付けのトイレに何度か行きました。
ビーチのトイレは一般に開放されている簡易的な仮設トイレと、施設の公衆トイレが別々の場所にあり、どちらも特に女子トイレは混雑しがちです。
我々がパラソルを刺したところから近い公衆トイレに行くと、既に女子トイレの前には10人ほどの列ができていました。
その行列を横目に別段並んでいない男子トイレへ颯爽と入り、その時には気付かなかったのですが、用を足してパラソルに戻る際、私は異変に気付きます。
列の前方にいたぱっと見20代と思われる女性が、バツの悪そうな顔をして片手でお腹を押さえながら、もう片方の手でお尻に手をまわしてしゃがんでいます。
青ざめた表情と、若干震えているようなその全身を見て、便意を極限にまで我慢してそろそろ限界が来ているんだな、そんな事を思いながら女子トイレの順番待ちの列の横を通った際、もっとヤバい状況になっていた事に気付きました。
よく見ると周囲の人々も困惑したような、彼女を気遣うような、さまざまな仕草をしていますが一向に彼女に触れようとしないというか、少し距離をとろうとしている人もいます。
どうやら、我慢が出来ずに漏らしてしまったようで、最悪な事にウンチの方を漏らしてしまった事をすぐ理解しました。
ちょうど私に向かって吹いた風が、もらしたウンチの匂いを運んできたからです。
彼女は恥ずかしさとショックで、顔を覆いながら周りの視線を避けようとしました。
スタッフや周りの人々が彼女に近づき、「大丈夫ですか?」と声をかけ、手を差し伸べていました。
周囲の人たちもやっと助けようという意思が行動になり、トイレから変えのティッシュを取ってきたり周囲の目線を遮ろうと盾になったりと、温かい対応が見られました。
私はその光景に何もできずにただ時間が止まったように見守る事しかできませんでした。
野次馬としてジロジロ見ているのも失礼だという事に気付くのが遅れた私は、すぐにその場から離れパラソルに戻りました。
男である私にとって彼女に手を差し伸べる事が出来ない分、なるべく足早にその場を立ち去るのがせめてもの手助けなのかなと思います。
この出来事は、予期しないトラブルがどこででも起こりうることを改めて実感させてくれました。
また、ビーチのトイレなど簡易的な施設では、事前に混雑具合や施設の状態を確認することが重要であることを再認識しました。
何よりも、困ったときには互いに助け合う心と理解が大切だが、女性に対して男性が手を差し伸べれる事はかなり限られている、とも感じました。
特に今回のような、起ってしまったトラブルを第三者に見られる事が当事者にとって傷つく事である場合、女性であればなおさら、男性はその場から立ち去るべきです。
医学の知識があって、急な排便は何かしらの急病だと思い当たる節があった場合を除き、何か手助けができるとかじゃなしにその場を立ち去るべきです。
そこに男が居たらダメ。
この体験を通じて、次回のビーチに訪れる際には、より一層の配慮を心がけることを誓いました。