【体験談】夏祭りの夜、露出プレイした時に上がった花火でライトアップされた時の話
俺は大学3年生で、割とS男寄りな性格の自覚を持ち始めたばかりの頃。
サークルの後輩である、偶然にもM気質のあったA子(仮称)と付き合い始めた。
A子は二つ下の大学1年生で、少しおっとりした性格と根本的なMっ気から、俺がしつこく言い寄って断り切れず、半ば強引に彼女にした感じだ。
付き合った後もこっちの指示には素直に従うところがあった。
そこだけを見ると、案外彼女とはいい関係を気付けていたと思う。
ある夏の暑い日、俺たちは大学の近くで開かれる夏祭りに出かけた。
夜の涼しい風が心地よく、浴衣を着てきてくれたA子はいつもよりもめちゃくちゃ可愛らしく見えた。
髪をアップにして首筋があらわになった姿に、俺の中のS心というか、雄の部分が刺激されるのは言うまでもない。
最初は普通のカップルのように、露店を回りながら金魚すくいや射的を楽しんだ。
しかし、次第に人混みの中でA子が迷子にならないよう手を握ってきたり、普段あんまりはしゃぐことのないA子がこの日はテンションも上がっていた様子を見て、俺の旨のときめきや股間の疼きも強くなっていった。
「A子、ちょっとこっち来て」
俺は露店が並ぶ人混みの波を避けて、暗がりに彼女を連れて行った。
そこは神社の裏手で、ほとんど人が通らない場所だ。
昔ながらの神社で、小学校のグラウンドぐらいの面積には木々が生い茂っている。
周囲を見渡して、誰もいないことを確認すると、俺は彼女の浴衣の帯を解き始めた。
「ここで…?」
A子は驚いた様子だったが、俺が何をしたいのかすぐに分かった様子で、その目には照れと少しの期待の光が宿っていた。
俺は無言で頷き、彼女の肩から浴衣を少しずつ引き下ろす。
蒸し暑い夜、夜風が全裸になっていくA子の肌に触れ、彼女の体が小さく震えるのを感じた。
俺はA子を神社の壁際に立たせ、浴衣を腰まで下げさせた。
下着をつけていないことはすでに分かっていたが、その露わな姿に俺はさらに興奮を覚えた。
彼女は両手で浴衣を押さえ、いつ人が来るか分からないという緊張感に耐えながらも、その表情はどこか恍惚としていた。
「A子、声を出すなよ。
誰かに見られたらどうする?」
俺の言葉に、彼女は唇を噛みしめて首を横に振った。
「そんなの嫌」
と伝えたかったのだろう。
俺は彼女の浴衣の隙間に手を入れ、冷たい指先を滑らせた。
A子の体がびくっと反応し、彼女は耐えるようにして目を閉じた。
俺たちはその場の雰囲気に飲み込まれ、時間の感覚を失っていたと思う。
人混みから少し離れているとはいえ、完全に安全ではないというスリルが、俺たちの興奮を高めていった。
しばらくして、遠くから花火の音が聞こえてきた。
俺たちはその音に気を取られ、一瞬プレイを中断した。
その時、突然ひと際大きな花火が夜空に打ち上げられ、明るい光が辺りを照らし出した。
A子の裸が一瞬、はっきりと浮かび上がったのだ。
神社の裏手とはいえ、大きな花火の明かりで周囲も照らされ、割と近い位置にも出店に向かう祭りの参加客が歩いているのが分かった。
「やばい…!」
明るくなったのは一瞬だったが、俺たちは何も発せず慌てて浴衣を整え、より一層お祭り会場から遠ざかるように生い茂る木々の奥へ二人で逃げていった。
心臓が激しく鼓動していたが、それは恐怖よりも興奮の名残だった。
誰かに見られたかもしれない、というスリルが、二人の間に強い絆を生み出した。
その後も祭りを楽しんだが、あの時の緊張感と興奮が俺たちをさらに深く結びつけたのは間違いなかった。
A子はその後も従順で、俺たちの関係はさらに深まっていった。
夏祭りの夜、露出プレイという一線を越えたことで、俺たちの関係はより特別なものとなったのだ。
祭りの後、A子と二人で夜道を歩きながら、俺たちは何も言わずに手を握り合っていた。
あの花火の瞬間が、まるで二人だけの秘密のように感じられ、互いの存在がより大切なものに思えた。
その夜のことは、俺たちの記憶に深く刻まれ、二人の関係を一層強固にするものとなった。
夏祭りの夜、俺たちはただのカップルではなく、特別な絆で結ばれたパートナーへと変わったのだ。
おしまい。