猿轡フェチに目覚めた人の体験談・プレイ指南

猿轡とは、パートナーの口に手拭いやボールギャグ、口枷を装着して楽しむプレイです。
楽しみ方は大きく二つ。
手拭いやタオル、口枷で言葉のみを封じさせるオーソドックスなプレイと、ボールギャグを噛ませ、よだれをダラダラと出させて羞恥心をあおるプレイがあります。
どちらも口を強制的に塞ぐプレイのため、必然的に声をまともに発することができなくなります。
この猿轡による喋れないという状況が、被虐者が感じるエクスタシーをより高め、また加虐者にもより一層の興奮を与えるため愛好者も多いプレイです。
今回はそんな猿轡の世界にハマった私の経験と、プレイを楽しむポイント等を紹介していきます。
私が猿轡に目覚めたキッカケは小学校低学年。
猿轡を猿轡として認識したのも、そのころに見た戦隊モノのテレビ番組で、主人公たちに敵対する組織が少女を誘拐・人質にとり、手ぬぐいで猿轡を噛まさせて後ろ手に縛ったシーンからです。
怯えた目をした幼い少女が、言葉にならない声でモゴモゴと何かを言っている音。
もじもじと縛られた身体で抗う姿が無性に惹かれました。
ある日では、法事で親族が集まった時、同年代の親戚の子たちも集まり、その場で戦隊モノごっこで遊んだのですが、これが猿轡フェチに目覚めた決定的な出来事だと今では思っています。
その時遊んだ内容とは、親戚の中にいた唯一の女の子を悪者役の私が拉致するという設定。
見よう見まねで身体を縛り、タオルで口を塞ぐ行為をしました。
その時の何とも言えぬ満足感と優越感。
ナチュラルに人を縛って口をふさぐこと、その姿を眺める事が俺は好きなんだ、そう思いました。
この時は縛った後に何かヤラしい悪戯など思いつくハズも無く、なんか気分が良いな、楽しいな、そんな感じでした。
猿轡プレイについて
私の場合、M女性であるかどうか・猿轡を受け入れているかいないかに関わらず、口を塞がれている女性の表情に美しさを感じます。
シチュエーションがどうであれ、口を塞がれて言葉が出せない状況では目で何かを訴えかけなければなりません。
両手両足を緊縛されているならなおさらです。
その「捕らわれた女」というニュアンスに興奮し、ドラマチックにも感じます。
恐怖に涙ぐんだ目だったり、こんな状況になっても屈しない強い眼差しだったり、目は口程に物を言うとはまさにこのこと。
猿轡で長く遊んでいると、噛まされた被虐者の目を見れば今どんな気持ちか、次に何をされたいか何をされたくないかが想像できるようになります。
このプレイでの、面白さの要点は、意地悪を楽しむことにあると思います。
SMプレイでは被虐者が次にされたい事を想像し提供するのが基本だが、それをあえてやらずにじらして興奮を高め、被虐者をコントロールする事を楽しみます。
例えば、猿轡を噛ませている時にスパンキングを行って虐め、もっとしばかれたいか、もうやめてほしいかを問う。
首を横に振った時でも縦に振った時でも、その逆を提供してやることで相手はじらされ、本来求めているモノが提供されるまでの期待ともどかしさでさらに興奮をあおる事が出来ます。
ただ、言葉を出せない分やめて欲しいというシグナルはしっかり察知しないと、危険な目にあわせてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
注意してほしい点
猿轡プレイでの注意点としては、被虐者がしっかりと呼吸が出来ているのか気にしながら行う事です。
興奮すると息が荒くなり、口呼吸も行うようになると口に噛まされた手拭いによってうまくできなくなります。
ボールギャグであればその通気性の良さからそういった心配はいりませんが、もし鼻で激しく呼吸をしているようなら注意が必要。
どれだけテンションが上がってプレイをストップさせたくなくても、酸欠になる前に止めれる勇気を出すのもS男側の責任です。
人間の鼻は意外に詰まりやすく、常にどちらかの鼻の孔は半分塞がっている状態という事も知っておきましょう。
室内の温度や湿度、ホコリなどによっても人間の鼻はこまめに、敏感に縮んだり広がったりを繰り返すので、プレイ中に鼻がつまり気味になることも考えられるのです。
また、もともと気管支の弱い子もいます。
手拭いを使う場合、付着したホコリが口から肺に入り、咳き込むこともあるので一度解いてあげましょう。
あるいは、穴あきのボールギャグを使用しましょう。
さらに長時間口を開けていたり異物を噛まされていると嘔吐反射を起こす体質の子もいるので、案外デリケートなプレイであると言えます。