【moriの日記】ご主人様好みのM女になるために修行中!
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私の愛するご主人様はSM掲示板で知り合った年上のお方。
当時は複数の人とやりとりをしていました。
その中で一番自分と相性が良く、このお方についていきたいと思ったご主人様と素人M女の私との調教日記です。

調教デート当日の待ち合わせ。
――約束の時間15分前。
私は少し早めに待ち合わせ場所へ到着しました。
人混みの中キョロキョロ背伸びをしたりスマホの時計を何度も見たりしています。
「時間厳守」
それはご主人様から最初に与えられた課題。
何の変哲もない社会人として当たり前の内容だと思いますよね。
けれど私にとっては、それが意外と難しかったんです。
やりとりをしている中で少しルーズな性格だということを、ご主人様は見抜いていたんだと思います。
調教はそういった基礎的なところからスタートしていきました。
――待ち合わせ5分前。
遠くから見慣れた姿が近づいてきます。
私は自然と背筋を伸ばしました。
「おはようございます」
「おはよう」
穏やかな声。
ご主人様は一見厳しい人に見られがちですが実際は違う。
怒鳴ることもない。
感情的になることもない。
ただ静かに見ている。
それが不思議と緊張する。
「何分前に来た?」
「15分前です」
「そうか」
それだけ。
褒めるわけでも、叱るわけでもない。
私は少しだけホッとした。
ご主人様は歩き始め、私は少し後ろをついていくように歩く。
今日の課題は3つ。
・相手の話を最後まで聞くこと
・言い訳をしないこと
・自分から挨拶をすること
どれも調教というよりは普通に人としての付き合い方のように感じます。
けれど“そういう当たり前を積み重ねることが今のお前には必要だ”とご主人様はおっしゃいました。

そしてデートという名の調教がスタート。
街を歩きながら、私は自分の癖に何度か気付きます。
そのひとつを挙げると、駅前のカフェに向かう途中、ご主人様が今日の予定について話している最中のこと。
私は最後まで聞かずに
「それなら私、この前も・・・」
と口を挟んでしまいます。
するとご主人様は一瞬立ち止まり
「最後まで聞いてから話そう」
私は何回か同じことをしていました。
相手の話を聞くより先に、自分の考えを伝えようとしてしまうのです。
それが私の悪い癖。
さらに、ランチのとき事前に調べておくよう言われていたお店の場所を間違えて覚えていました。
「あれ……こっちじゃなかったかも」
そう言った瞬間、私は慌てて言い訳を探すのです。
地図が見づらかった。
昨夜忙しかった。
スマホの電池が少なかった。
とっさの言い訳はいくらでも思いつく。
失敗を誤魔化したくなる。そしてハッとまた気付く。
察したご主人様は静かに私を見つめ問いかけました。
「今、自分で気付いたか?」
その一言だけ。
「はい……気付きました。すみません。私の確認不足でした」
その言葉を口にするまで、とても長く感じたのを覚えています。

そして、ようやく店に到着。
席に案内された後、ウォーターサーバーの水をコップに入れ戻る時、私は少しだけテーブルに水をこぼしてしまいました。
ほんの数滴だった。
気付かないふりをすることもできたと思う。
けれど私はすぐにナプキンをもらい自分で拭いた。
ご主人様は何も言わなかった。
ただ少しだけ頷いた。
その仕草だけで、私は嬉しい気持ちになりました。
緊張感がありながらも楽しくその日の調教デートを終え、駅前で解散する前にご主人様はこう私におっしゃいました。
「今日の点数は60点」
そう言われて少しがっかりする私。
すると続けて
「だが、前回よりは確実に成長している」
その言葉はご主人様に少し認めてもらえたという喜びでいっぱいでした。
【課題と気付きと実行】そうしてご主人様にふさわしい私へと少しずつ成長していく。その実感。
次はもっと上手くやろう。
もっと認められたい。
そう思いながら、私は心の中でにさらにご主人様に忠誠を誓うのです。








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